小田急百貨店

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小田急百貨店.jpg

株式会社 小田急百貨店(おだきゅうひゃっかてん、英称Odakyu Department Store Co.,Ltd.)は、小田急グループに属する百貨店新宿町田藤沢に店舗がある。

小田急ポイントサービス加盟店

沿革・概要[編集]

  • 1961年(昭和36年)6月1日 - 株式会社小田急百貨店設立。
  • 1962年(昭和37年)
  • 1966年(昭和41年)
    • 8月25日 - 新宿地下鉄ビルディング完成[1](現:新宿店本館北側部分)
    • 9月9日 - 新館(ヤング小田急)(現:新宿店本館北側部分)開店。
  • 1967年(昭和42年)
    • 11月21日 - 新宿西口駅ビル(現:小田急新宿駅ビル)が完成。
    • 11月23日 - 新宿西口駅ビル(南側部分)と新宿地下鉄ビルディング(北側部分)をあわせて新たに小田急百貨店の本館とし、新宿店全館営業開始。
    • 11月27日 - 旧館を「別館小田急ハルク(現:ハルク)」として新装開店。
  • 1974年(昭和49年)5月25日 - 江ノ電百貨店(現:藤沢店)創業(株式会社江ノ電百貨店)。
  • 1975年(昭和50年)9月1日 - 株式会社町田小田急設立。
  • 1976年(昭和51年)9月23日 - 町田店開店(株式会社町田小田急)。
  • 1978年(昭和53年)3月1日 - 自社クレジットカードの「小田急フリーカード・小田急ロイヤルカード」発行開始
  • 1979年(昭和54年)8月1日 - 江ノ電百貨店が売場を増床。
  • 1979年(昭和54年)11月2日 - 「小田急レディスクラブ」発足
  • 1980年(昭和55年)3月1日 - 新宿店別館小田急ハルクをリニューアル。
  • 1984年(昭和59年)
  • 1985年(昭和60年)
  • 1987年(昭和62年)
    • 10月1日 - 新宿店閉店時刻を19時へ繰り下げ
    • 11月1日 - 町田店閉店時刻を19時へ繰り下げ
  • 1990年(平成2年)
    • 新宿店別館ハルク地下2階に「サロン・ド・テ トロワグロ」(カフェ)開店。
    • 町田店地下1階食品売場に「トロワグロショップ」開店。
  • 1991年(平成3年)
    • 9月1日 - 小田急百貨店が町田小田急を吸収合併。
    • 10月10日 - 「母と子の原宿カリヨン館」開店。
  • 1992年(平成4年)
    • 新宿店本館11階の小田急グランドギャラリーを改装し、小田急美術館開館。
    • 新百合ヶ丘エルミロード1階に「トロワグロショップ」出店。
  • 1994年(平成6年)2月28日 - 「母と子の原宿カリヨン館」閉店。
  • 1996年(平成8年)11月1日 - 相模大野ステーションスクエアのB館に相模大野店開店。
  • 1998年(平成10年)5月31日 - 相模大野店閉店。
  • 1999年(平成11年) - サロン・ド・テ トロワグロを「カフェ・トロワグロ」と改称しリニューアル。
  • 2000年(平成12年)
    • 3月1日 - 新宿店閉店時刻を20時へ繰り下げ。「小田急ポイントカード」(OPカード)の発行を開始。同時に1978年(昭和53年)3月1日から発行していた「小田急フリーカード・小田急ロイヤルカード」を廃止する。
    • 8月11日 - 「小田急ポイントクレジットカード」(OPCカード)の発行を開始する。
    • 12月 - 小田急電鉄が「東京建物新宿ビル」を取得。
  • 2001年(平成13年)10月28日 - 小田急美術館閉館。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)3月19日 - 新宿店本館地下2階の食品フロアを増床。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日 - 新スローガン「つぎのわたしへ、グッドアクセス」を掲げる。
    • 9月1日 - 町田店をリニューアル。
    • 9月29日 - 「成城コルティ」1階に「トロワグロブティック」出店。
    • 10月11日 - 藤沢店1階をリニューアル。
    • 11月1日 - 新宿店本館12階から14階のレストラン街「スカイタウン」をリニューアルし、「マンハッタンヒルズ」に名称変更。
  • 2007年(平成19年)11月3日 - 新宿店開店45周年を迎える
  • 2008年(平成20年)
    • 3月23日 - 新宿店本館「マンハッタンヒルズ」の13・14階リニューアル。
    • 11月5日 - 新宿店本館地下1階「トロワグロブティック」リニューアル。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月19日 - 「カフェ・トロワグロ」がハルク地下2階から新宿店本館8階に移転。
    • 3月20日 - 新宿店本館(1階 - 6階)、ハルク(地下2階)リニューアル。
  • 2014年(平成26年)

小田急電鉄による都市型オープンモール「ミロード」が本厚木1982年(昭和57年))、新宿1984年(昭和59年))、新百合ヶ丘1992年(平成4年))に開業、相模大野駅には「相模大野ステーションスクエア」(1996年(平成8年))が開業するなど、小田急グループ内でも流通分野は拡大を続けた。

しかし小田急百貨店相模大野店の閉店、「母と子の原宿カリヨン館」の閉店、新宿百貨店戦争、バブル崩壊などで経営環境が悪化する中、2002年(平成14年)5月23日には、家具販売の不振からインテリア専門の「別館小田急ハルク」の2階の一部から6階のフロアをビックカメラへの賃貸に切り替えるなど、体制の立直しを行った。

更に、小田急電鉄主導の下、2005年(平成17年)3月1日百貨店業の再編を実施した。小田急百貨店を営業と資産に分割し、小田急百貨店の営業部分を藤沢小田急へ吸収分割する事により2社を経営統合した。承継会社である藤沢小田急は、商号を「株式会社小田急百貨店」に変更した。また、従来の小田急百貨店は資産部分を保有管理する会社となり、商号を「株式会社小田急百貨店ビル」に変更した。その後、同年6月1日、小田急百貨店ビルは小田急電鉄に承継され、今日に至っている。

1980年代初頭まで、百貨店の営業時間内限定で、小田急百貨店新宿店より毎時時報が流され、バスターミナルに向け決まった音楽も流れた。新宿駅副都心周辺を主要ロケ地としていたテレビドラマ太陽にほえろ」で、しばしばその音楽を耳にするシーンがある。

最近は経費削減でエレベーターガールを常設させる百貨店が減ってしまったが、新宿店本館の中央エレベーターは現在でも常設している。

小田急ポイントカードが利用できる。

小田急百貨店の全社スローガンは「つぎのわたしへ、グッドアクセス」

店舗[編集]

小田急百貨店の旗艦店舗・新宿店(本館)。写真左側の8階建て部分が新宿地下鉄ビルディング、右側の14階建て部分が小田急新宿駅ビル
小田急百貨店町田店
小田急百貨店藤沢店
新宿西口ハルク

百貨店[編集]

新宿店[編集]

  • 本館とハルクとは、地下1・2階の連絡通路、地上2階の連絡橋「カリヨン橋」で繋がっている。
本館[編集]
  • 所在地 - 東京都新宿区西新宿1丁目1番3号
  • 規模 - 地上14階地下2階・売場面積43,636m²
    • 小田急線の地下改札口およびコンコースがある関係で、地下1階には百貨店としての売場は無い。
    • 本館は南北で別々の事業者により建設・所有された2棟のビルからなるが、1階から8階までの各階のフロアは全面的に接続している。正面ファサードも小田急側のビル設計者である坂倉準三によるデザインで統一され、外見上も一棟の建物にみえるよう設計されている。
      • 北側 - 新宿地下鉄ビルディング。地上8階・地下3階建て。設計は鉄道会館設計事務所。1966年(昭和41年)完成。所有は地下鉄ビルディング(東京地下鉄子会社)[1]。地下1・2階部分には百貨店としての売場は無く、「新宿メトロ食堂街」や丸ノ内線新宿駅の改札口がある。
      • 南側 - 小田急新宿駅ビル。地上14階・地下2階建て。設計は坂倉準三建築研究所1967年(昭和42年)完成。所有は小田急電鉄
  • フロア案内

14階には客用エレベーターは通じていない。車椅子で14階のレストランに行く際には、13階のエレベーターホールにある専用電話で係員を呼び出し、バックヤード内のエレベーターを利用することになる[3]

ハルク[編集]
  • 所在地 - 東京都新宿区西新宿1-5-1
  • 規模 - 地上8階地下3階・売場面積7,318m²
    • 1962年(昭和37年)の開業時にはこの建物が小田急百貨店の本館であった。1967年(昭和42年)に現在の本館が開業した後、別館HALC(Happy Living Centerの略)として家具等のリビング用品の専門館に改装。建物は当初東京建物が所有し小田急百貨店が賃借していたが、2000年(平成12年)にビルを小田急電鉄が買収。2002年(平成14年)にはテナントとしてビックカメラを導入し、百貨店の売場は順次縮小して、地下2階の「ハルクフード」(食品売場)、地下1階と地上1階・2階(一部)の「ハルクスポーツ」(スポーツ用品売場)のみとなっている。
  • フロア案内
    • 屋上 - ハルクスポーツ(ゴルフスクール)
    • 8階 - ハルクレストラン
    • 7階 - カルチャー(愛歯会デンタルオフィス、ビューティーサロン タナカ、エステティックサロン ソシエ)、ビックカメラ
    • 6階 - ビックカメラ
    • 5階 - ビックカメラ
    • 4階 - ビックカメラ
    • 3階 - ビックカメラ
    • 2階 - ハルクスポーツ(ランニング用品、スイム・フィットネス、ハイスタイルウエア、雑貨)、ビックカメラ
    • 1階 - ハルクスポーツ(ゴルフ用品・ウェア、テニスウェア)
    • 地下1階 - ハルクスポーツ(イベントスペース、シューズ、アウトドア用品、トラベル用品・雑貨、シーズンスポーツ、乗馬用品)
    • 地下2階 - ハルクフード(食料品)
      • 中地下3階 - 食堂酒場 ハル★チカ(レストラン街)
    • 地下3階 - 食堂酒場 ハル★チカ(レストラン街)

町田店[編集]

  • 所在地 - 東京都町田市原町田6丁目12番20号
  • 規模 - 地上9階地下1階・売場面積25,657m²
    • 2階と3階の間(中2階部分)を貫通するように小田急小田原線町田駅があり、2階に改札口がある。百貨店の営業時間内であれば直接ホームへ行ける様にもなっている。
  • フロア案内

藤沢店[編集]

トロワグロ[編集]

フランスの三ツ星レストラントロワグロ1984年(昭和59年)に専属ライセンス契約を結び、国内で唯一、トロワグロブティックが開設されている。

トロワグロブティック[編集]

  • 新宿店本館・地下2階食料品売場
  • トロワグロ 成城コルティ店(東京都世田谷区成城6-5-34 成城コルティ 1階)
    • トロワグロブティックとしては、日本国内で百貨店以外の商業施設への初出店となる店舗。

トロワグロショップ[編集]

カフェ・トロワグロ[編集]

  • 新宿店・本館8階

出張売店[編集]

  • あつぎショップ(神奈川県厚木市中町2丁目9番6号)なお、あつぎショップは、町田店の所属。

その他[編集]

  • フランス、パリに現地子会社odakyu france srl.を持つ。
  • 出張売店の売上高は小田急百貨店の売上高に含めているが、ミロード小田急エース地下街)は小田急電鉄の子会社であり、関連子会社3社などは百貨店売上高に含めていない。

過去に存在した店舗[編集]

百貨店[編集]

子供専門館[編集]

  • 母と子の原宿カリヨン館

出張売店[編集]

  • ひらつかショップ
  • おだわらショップ
  • やまとショップ
  • さがみはらショップ

POSシステム[編集]

デビットカード[編集]

小田急百貨店の全店で、銀行等で発行しているキャッシュカードを使用した決済方法である、デビットカードサービスを提供している。一部のテナント等ではデビットカードサービスを利用する事ができないので注意が必要。

個人情報流出事件[編集]

  • 2001年(平成13年)8月中旬、自社のカード加入者の取りまとめを担当している部署の社員が、2000年(平成12年)秋から2001年(平成13年)春にかけて、加入者の個人情報を蓄積しているコンピューターから約38万人分の個人情報をディスク等にコピーした上で信用調査業者に横流しし、約150万円の収入を得ていたと公表した。社員は8月上旬に懲戒解雇となり、翌年の1月に窃盗容疑で逮捕された。

関連会社[編集]

  • 小田急デパートサービス株式会社
    • 代表者 - 取締役社長 向山 純一
    • 資本金 - 8千万円
    • 設立 - 1967年(昭和42年)11月1日
    • 所在地 - 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目19番5号
    • 事業内容 - ビルメンテナンス業、建設業、婦人衣料販売業、貸衣裳業
  • 株式会社小田急友の会
    • 代表者 - 取締役社長 樋本 達夫
    • 資本金 - 3億7千万円
    • 設立 - 1979年(昭和54年)5月1日
    • 所在地 - 〒160-8001 東京都新宿区西新宿1丁目1番3号
    • 事業内容 - 小田急レディスクラブの運営(百貨店取扱商品の売買の取次斡旋、各種娯楽施設の利用・入場券の斡旋等)
  • 株式会社小田急プラネット
    • 代表者 - 取締役社長 島﨑 純一
    • 資本金 - 1千万円
    • 設立 - 1992年(平成4年)7月1日
    • 所在地 - 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目4番9号
    • 事業内容 - アウトソーシング業、人材派遣業・有料職業紹介業

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. Facebook内に開設されている当該ショップ公式アカウント・ページでは「セレクトショップ」と紹介されているが、当百貨店が報道関係資料として作成した『小田急百貨店ニュース2014年3月号』内に掲載されている当該ショップのオープン告知記事に於いては「自主編集ショップ」と紹介されている[2]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]