オセロ

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オセロまたはリバーシは、2人で行うボードゲームの一種。黒と白の石を使用し、相手の石を挟んだら裏返して自分の石にすることができる。

概要[編集]

二人零和有限確定完全情報ゲームの一種である。8×8の盤上で、お互いに石を打ち合い、相手の石を縦横斜めのいずれかの方向で挟んだら裏返す。最終的に盤面が石で埋まった時に石が多かったほうの勝ちである。

歴史[編集]

19世紀にイギリスロンドンでリバーシとして発明された。発明者はジョン・モレットとルイス・ウォーターマンで老舗の玩具メーカーであるジャック・オブ・ロンドンから1888年に発売された。早くから日本にも輸入され、源平碁という名前で発売された。当初のリバーシには黒白だけでなく、黒赤の石を使ったり、赤白の石を使ったりするものも存在した。

1970年頃、水戸市出身で東京都在住のボードゲーム研究家・長谷川五郎が源平碁の用具を使いやすく美しいデザインに改良し、オセロと命名してツクダオリジナルから発売したところ大ヒット。世界でも有数の人気ゲームとなった。ネット上にはリバーシとオセロのルールは微妙に異なるというデマが散見されるが、開発経緯から分かる通り、オセロとリバーシにルール上の違いはなく、用具が異なるだけである。リバーシのルールは1907年に刊行された「世界遊戯法大全」に記載されており、盤面の大きさやパスのルールなど現代のオセロと完全に同じであることが確認できる[1]

なお、長谷川五郎は、当初は源平碁用具の改良であると認めていた[2]が、2000年頃からリバーシ(源平碁)とは無関係に自身で考案したと主張するようになり「オセロの発明者」を自称した。

現在では、オセロという商標はツクダオリジナルしか使えないため、他社がリバーシという名前でオセロと同じデザインの商品を販売している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Bouncywikilogo.gif ウィキペディアにも、この項目「オセロ (ボードゲーム)」が執筆されています。ぜひこちらも読んでみてください。
  • 世界遊戯法大全 (国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 長谷川五郎「大流行の『オセロ』ゲームづくり一代」『現代』第7巻第12号、講談社、1973年12月、147-151頁。