西住みほ

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西住みほ

西住みほとは、アニメ『ガールズ&パンツァー』の主人公。

概要[編集]

大洗女子学園の転校生の少女。戦車道の名家・西住家の生まれで、以前は戦車道の名門校・黒森峰女学園に在籍していたが、昨年の全国大会決勝戦で発生した事故とそれを原因とする敗戦のショックから戦車道そのものを忌避し、戦車道から逃げるように戦車道のない大洗女子学園に転校する。

しかし、みほの身元を知った角谷杏ら生徒会の面々に今年から復活した戦車道の履修を強要され、一度は拒否するものの、後に(脅迫されたこともあるが)自分自身の意思で戦車に乗ることを決意する。

愛称は『みぽりん(沙織限定)』、『西住殿(優花里限定)』、『ミホーシャ(カチューシャ限定)』。

性格[編集]

友達思いで心優しく、基本的に誰に対しても敬語で接する礼儀正しい性格だが、同時に控えめで引っ込み思案なタイプであり、転校後も武部沙織達が声をかけるまで周囲に馴染めていない様子を見せていた。 良くも悪くもお人好しなところがあり、自身のトラウマを無視して脅しにかかる生徒会や、自身にきつく当たる人物にも、決して悪口を言うことはない。 加えて相手を素直に尊敬でき、敵を作ることがあまり無い。ダージリン曰く、「戦った相手皆と仲良くなる」。

幼少時は今よりも活発だったようで、『劇場版』の回想シーン(小学2年生の頃)や『リトルアーミー』(10歳の頃)で当時の彼女の姿が描かれている。中学に上がる頃には現在の性格になっていた模様(『フェイズエリカ』)。

コンビニ好きであり、見ていても飽きないらしく、用がなくとも30分以上も店の中にいるらしい。買い物する時は店の中の商品を一通り見てから最後に一気に買い、その間に商品の品物や値段の変化を見て楽しんでいる。 趣味のぬいぐるみ集めは「ボコられグマのボコ」シリーズがお気に入りで、特に腕を吊ってるのとは一緒に寝ている。劇場版でボコミュージアムを訪れた時は今までにないくらいテンションが上がっていた。

苦手な科目に美術と書いてあるが、沙織曰く「何を描いているのか分からないくらい絵が下手」とのこと。

下の名前で呼び合うことに、わざわざ「友達みたい!」と感動したことから、黒森峰時代にはあまり健全な交友関係を築けていなかったことが窺える。ただし、赤星小梅など親しくしていた人物は少なからず居たようであり、また姉のまほに懐いていたからか逸見エリカのことは名前で呼んでいたかのような素振りを見せている。

容姿[編集]

デザインは極めてシンプルなのが特徴。 ショートボブの髪型。茶髪に茶色の瞳で、姉と比較すると色は明るめ。 意外にもプロポーションも抜群で、スリーサイズはB:82、W:56、H:84とのこと。 しばしば萩原雪歩に似ていると専らの評判である。

実力[編集]

転校前は、黒森峰女学園で一年生ながら副隊長を務めていた。 去年の全国大会決勝戦ではフラッグ車の車長を担当していたが、川に転落した味方車両の乗員を助けるために戦車を飛び出して救出に行っている間に敵にフラッグ車を撃破され、黒森峰は10連覇を逃した。その行為を母の西住しほに厳しく叱責され、心に深い傷を負う。 ちなみに、彼女が黒森峰時代に乗っていたⅥ号戦車(ティーガーⅠ)の砲塔番号は「217」。これはオットー・カリウスの搭乗していたものと同じである。さらに、10話で黒森峰女学園のフラッグ車(姉の西住まほ搭乗)の「212」は、著名な戦車撃破王ミハエル・ヴィットマンがヴィレルボカージュ戦にて使用したとされる車両の番号である。

しかし、戦車道選手としての実力は本物であり、臨機応変に対応できる冷静さと、仲間を気遣い決して見捨てることをしない優しさを持ち、素人集団の大洗チームをまとめ上げて最終的には大洗女子学園を全国大会優勝に導く。

上記の通り非常に優秀な指揮官であるが、一方で見逃せないのが(もともと各自に才能があったことは間違いないとはいえ)まったくのド素人集団をわずか数ヶ月で全国優勝レベルにまで鍛え上げた選手の育成手腕であろう。事実、『劇場版』のノベライズでは文科省上層部からも「普通なら未経験者がまともな戦車戦ができるようになるまで半年ほどかかるところをわずか一カ月程度で戦力化した」と指揮官としての才覚以上に高く評価されている……のだが、彼らがその育成ノウハウを欲しがったことで大洗女子学園の廃校が強行されるという皮肉な結果を招いてしまった。

また、戦車道以外の場面では少々ドジっ子なところがあり、前述の引っ込み思案なところと相まって、戦車道選手としての彼女を知らない人間から見ると今ひとつ頼りない印象を受ける。そのためか『劇場版』のノベライズでは「西住は生徒会長を継ぐには向いていない」「戦車道に専念してもらおう」と生徒会から密かにダメ出しを受けてしまった(エキシビションマッチの相談に便乗してこっそり資質を見極めた上での結論のため、みほ当人には知らされずに終わっている)。 だが、『選挙活動します!』では生徒会の思惑とは裏腹に、立候補していないにも関わらず最多得票率を獲得しており、学園内では相当数の生徒から慕われていたことが窺える。

余談[編集]

彼女の名前の元ネタである西住小次郎も大日本帝国陸軍所属の戦車小隊長であった。 劇中に登場する八九式中戦車と共に戦場を駆けた。 ちなみにこちらの西住殿の出身は熊本県上益城郡甲佐町(隣町)。

関連項目[編集]