三重中3少女殺害事件

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2012年冬頃の寺輪博美さん。2013年8月の花火大会の帰り道、突然連絡が途絶え、自宅から離れた空き地で遺体で発見された
寺輪 博美さん
寺輪 博美さん

三重中3少女殺害事件とは、2013年8月に三重県四日市市の市立朝明中学3年・寺輪博美(てらわ ひろみ)さんが、菰野高校の3年生男子に殺害された事件である。

事件概要

三重県朝日町の空き地で2013年8月29日、同県四日市市の中学3年、寺輪博美さん(15)の全裸遺体が発見された。解剖の結果、博美さんは口と鼻を押さえられて窒息死していたが、付近には衣類、鞄、サンダルが散乱し、遺留品には複数の指紋が残されているというズサンさだった。また、捜査員の間ではなぜ、殺害後に衣服を脱がせて全裸にしたのか、が問題視された。

当初捜査は難航したが、捜査員延べ約8千人を投入し付近の約100カ所に設置された防犯カメラの映像を解析し、近隣住民などへの聞き込みや現場で集めた証拠から、事件発生の翌年2014年3月2日三重県警四日市北署捜査本部は菰野高校の3年生男子を逮捕した。

事件発生

8月29日の午後2時30分ころ、三重県朝日町埋縄(うずなわ)の空き地で、パトロール中の男性警察官(四日市北警察署)が若い女性の遺体を発見。遺体となって発見されたのは、三重県四日市市に住む、寺輪博美さん(15)と断定された。寺輪博美さんは三重県四日市市山村町の市立朝明(あさけ)中学の3年生。

8月25日から行方不明になっており、27日午後7時ごろに父親から四日市北署に捜索願が出され、三重県警が付近を捜索をしていた。寺輪博美さんは発見された際、下着は着用していたがその他の衣服をつけず、仰向けに倒れており、目立った外傷はなかった。

三重県警は8月30日に会見。寺輪博美さんの死因は口と鼻をふさがれたことによる窒息死と判明し、強盗殺人と死体遺棄事件として捜査本部を設置。90人態勢で捜査を開始。

警察は、面識の無い人物に現場付近で突然襲われた可能性があるとみて、寺輪博美さんの所持品からは指紋を、現場付近からは複数の髪の毛や足跡、タイヤ痕などを採取し、関連を詳しく捜査したが、有力な手がかりは掴めず、迷宮入りに近い状態になった。

遺体発見現場は朝日駅から西に約800m離れた住宅地近くの空き地。寺輪博美さんの自宅はその現場からさらに700mほどの位置にあった。発見された現場周辺には遺体を引きずったような跡がないことから、三重県警は空き地で殺害された可能性が高いとみた。

遺体から数メートルの場所に、寺輪博美さんの着衣やカバン、財布、携帯電話などが壊されずに放置されているのが発見されたが、財布の中の現金だけがなくなっていた。

遺体には抵抗した場合に背中などにつくと想定される擦り傷などはなく、また手の爪にも他人の皮膚片などの付着が無かった。そのため、一部では顔見知りによる犯行の可能性も高いと推測された。

現場の前は県道が通っており、近くのミカン畑などに人が行くことはたまにあるが、ふだんは人通りがほとんどない場所だった。

死亡推定時刻は25日の深夜。寺輪博美さんは25日夜、友人の女子中学生と2人で四日市市の四日市港で開かれた「四日市花火大会」を見に行った。そして午後10時30分ころ、家に帰るため朝日町のJR関西線朝日駅で下車。近くのスーパーで友人と別れたのを最後に、行方不明となった。

寺輪博美さんは25日当日、花柄のタンクトップに紺色の上着、黒色のミニスカートを着用し、ピンク色のサンダルを履いていた。

逮捕の高3「私が犯人です」「面識なく、金目当て」

三重の中3女子生徒強盗殺人事件で、逮捕された県立高校3年の男子生徒(18)は2014年3月2日、四日市北署捜査本部の調べに対して「私が犯人です」と容疑を認め、「女子生徒とは面識がなかった。金目当てで、1人でやった」と供述している。

捜査本部は、男子生徒が1日に高校を卒業するのを待って、2日午前中に任意同行し事情聴取、自宅を家宅捜索した。女子生徒の口の周りが内出血し、腕にもうっ血した痕があったことから、口や鼻を強く押さえつけ、殺害した可能性がある。

「犯人の行為は決して許すことができず、厳罰望む」…寺輪さん自宅に「遺族」が報道陣あての張り紙掲示

県警四日市北署捜査本部は3月2日、事件当時高校生だった少年(18)が関与した疑いが強まったとして、事情聴取を始めたが、寺輪さん宅はこの日、ひっそりと静まりかえったまま。報道陣がインターホンを押しても応答はなかった。

2日午後には関係者が「遺族、親族一同」とする報道陣あての張り紙を自宅の壁などに掲示。「犯人の行為は決して許すことができず、厳罰を望んでいますが、今は捜査の状況を静かに見守りたいと思います」との心情をつづった。

近くの70代の無職男性は「事件後は周辺の人も自宅にセンサーライトを付けるなど、不安に暮らしていた」と話していた。別の男性は「(寺輪さんの)ご両親のことを思うと言葉にならない」と話した。

犯人の少年

少年は朝日中学校出身で野球部に所属していた。菰野高校(偏差値37)では、部活はしてない。身長は、185センチと大柄。家族は、父、母、祖父、祖母、妹らと暮らしていた。

成績は良く優秀であった(偏差値37)。4月からの整備工の仕事に就職は決まっていた。

少年と高校の同級生だった女性(18)は「成績も良く、優しい人という印象。クラスでも人気があった。事件を起こすなんて信じられない」と驚いた。少年は3月1日、卒業式に出席していた。この女性によると「(少年は)みんなと別れるのが悲しいという様子も見せていたし、クラスの子と写真を撮って笑ったりもしていた」という。

少年とみられる人物は、遺体が見つかった昨年8月29日以降、ツイッターで「地元で女子中学生の死体が見つかったって……手の震え止まらん」「平和の町やったのに 気持ちの整理つかんわ」などと投稿。さらに捜査員や報道記者が自宅を訪れたことを明かし、友人から冗談で犯人と疑われると「なんでやねん!!」と切り返していた。

三重の女子中学生を殺した高校生のツイート

https://twitter.com/FALOS7

ごくせん ‏@FALOS7 8月29日

ちょ、え、めっちゃやばいやん地元の朝日町で女子中学生の死体が見つかったって…
四日市の女子中学生らしい… 手の震え止まらん。

ごくせん ‏@FALOS7 8月29日

家に警察来とった( ;∀;) 事件の近くの家の人に聞いて回るらしいで(○_○)!!

ごくせん ‏@FALOS7 8月29日

@mochi09112 THE・平和の町やったのに(T-T) 気持ちの整理つかんわ…

「解明始まったばかり」県警幹部、表情硬く

「事件の全容解明は始まったばかりだ」。

2013年8月に三重県朝日町で中学3年の女子生徒が殺害された事件で、2日深夜から記者会見した県警捜査幹部は硬い表情でそう話し、気を引き締めた。

捜査本部が置かれた四日市北署で午後11時45分から始まった会見には報道陣約70人が詰め掛けた。吉水幸宏刑事部長が県立高校3年の男子生徒逮捕の広報文を読み上げると、一斉にカメラのフラッシュが浴びせられた。

容疑者に結びつく手掛かりが少なく、捜査本部は情報提供を求め続けた。藤原佳明署長は「近隣の皆さまに情報提供にご協力いただいた。捜査本部一丸となって全容解明に取り組む」と述べた。